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2010-06-22(Tue)

五行風水記~クマとハルカ~デート?

   
 怪我のことがあるから明日は一日様子見てね、と藤代に言われていたこともあり、部活は土曜日も練習があるが今日は休むことにした。
 母親には休むことを伝えているので、朝食に起こされることもなく、良太郎は久し振りの朝寝を味わっていた。
 今日は天気が良いせいか、部屋の中の温度はじわりと上がってきている。階下からテレビの音が小さく聞こえてきていた。
 ぼんやりとセミダブルのベッドの上で、抱き枕を抱え込み、良太郎がうとうとしていると、マナーモードの携帯が定位置のクッションの上で震えた。
 メールの着信らしく、すぐに振動は止まり、着信を告げるランプだけが部屋の暗がりの中で点滅する。
 そう言えば、悠に家の住所のメールを送っていない。
 がばっ、とベッドから飛び起きると、良太郎はランプを点滅させる携帯を拾い上げた。
 『起きたら、住所送って。傷の確認しに行くから。あと昼御飯でもどう?』
 おはようという件名のメールはやはり悠からのもので、開いてみるとそう書かれていた。
 返信で、いま起きた、というメッセージと家の住所を書いて送る。
『11時ぐらいに着くように行く。』
 良太郎に異論はないので、待ってる、と返信しておく。
 悠に指定された時間までまだ1時間以上ある。籠もった空気を入れ替える為に、カーテンを開け、部屋の窓を少し開けた。思ったより、外の空気の温度は上がっておらず、過しやすそうだ。
 ゆっくりシャワーを浴びて、支度をして、コーヒーでも飲んでいれば時間になるだろう。
 バスタオルと着替えをチェストから取り出すと、良太郎はシャワーを浴びる為に階下へと向かった。

 シャワーを浴びて、ちょっと目立ってきた髭を剃って、髪を整える。前に香料が強いのは苦手なんだ、と悠が言ってたいたのを思い出したが、元々使っているものは無香料かそれに近いものだから、多分大丈夫だろう。良太郎自身もはっきりと判る程にキツイ匂いは駄目なほうなのだ。
 「良ちゃんもデート?」
 居間のソファで、コーヒーを前にして、ぼんやりとテレビを眺めていると、母親が訊いてきた。
 今日はパートがないらしく、シャワーを浴びる前は庭の家庭菜園でなにやらやっていたみたいだが、休憩しに来たのか、それとも飽きたのか、庭から入って来るとそう訊いてきた。
 「友達とメシ食ってくる。」
 「あら、珍しいわね。じゃあ、お昼は一人かしら。パパはパチンコ行っちゃったし、健ちゃんもデートだし。」
 六つ離れた兄には、仕事で忙しい割には振られもせずに付き合っている彼女がいて、今日はデートらしい。
 マグカップの中身が三分の一になったところで、インターホンが鳴った。壁の掛け時計を見れば、十一時五分前くらいだ。
 「良ちゃん、お友達みたいよ。」
 受話器で対応した母親に返事をしてから、玄関へと出迎える。息子の友達に興味津々らしい母親も付いてきた。
 分厚いドアを開くと、悠が立っていた。着ているのは飾り気のない白いタイトシャツに少し細めのジーンズ。学校では掛けているいつもの黒縁メガネはない。
 「よぅ。」
 「おはよ。それとも、もうこんにちは、かな。」
 「まぁ、上がれよ。」
 いらっしゃい、と声を掛けた母親に、こんにちは、お邪魔します、と悠は礼儀正しく挨拶し、玄関に入ると、靴を脱いで、揃える。
 「あらあらあら。良ちゃんのお友達にしては随分可愛い子ねぇ。」
 母親が見たことあるのは、部活の連中が多くて、体格ががっしりとしていて、礼儀があってもどっか抜けてて、ガサツで勢いがあるといったのが多い。
 悠のように、文科系で物静かで秀才タイプ、というのが物珍しいらしくそんな言葉が出てきた。今日の悠は、いつもの黒縁メガネがないから、見れば派手さはないが綺麗で整った顔立ちをしているのは、直ぐ判る。
 困ったように笑った悠が、良太郎を見る。男なのに可愛いと言われて困っているのが解って、良太郎が苦笑いを返す。
 こっち、と悠の肩に軽く触れ、二階への階段へと促した。
 「アイスコーヒーでいいかしら?」
 「あ~、鎮守の分は紅茶。冷たいの。」
 良太郎は悠が学校ではよく紅茶の類を飲んでいるのを思い出して、咄嗟にそう注文を付けた。

 二階に上がり、良太郎は悠を自分の部屋へと案内する。
 「おじゃまします。」
 大きめの窓があって、机にチェスト、本棚にテレビにゲーム機。それとベッド。カーテンとベッドの上の布団の色が似た色で揃えてある。
 「コーコーセーの部屋って感じだな。自分で片付けするのか?」
 良太郎は壁際に立て掛けてあった小さなローテーブルを引っ張り出し、広げるとその周りにクッションを適当に置く。
 「自分でやらないと、いない間に片付けられる。」
 「それは、年頃の男の子的にまずいな。いろんな意味で。」
 軽く笑ったあとに、悠が良太郎にそう返してきた。高校の同級生の中には、学校から帰ると自分の部屋がきれいに掃除され、あまつさえ隠してあったはずのエロ本がベッドの上に並んでいたなんていう話があるくらいだ。それに比べれば、入って欲しくなければ自分の部屋は自分で片付けるように、と中学生のうちにルールを決めてくれた母親には感謝した方がいいのだろう。
 「ほら、座れよ。いま、母さんがお茶持ってくるから。」
 良太郎の言葉に、悠が頷いてクッションの上に座る。
 「今日は柔道部は休んで良かったのか?」
 「あ~、うん。顧問が家族サービスで休むような人だからな。たまに休んでも何も言われたりしない。大会で結果が出せればいいだけだし。」
 「柔道部で一番強いって聞いた。全国大会の常連なんだって?」
 「まぁ、な。」
 そう言われると、良太郎もちょっと照れ臭い。
 階段を上がってくる軽い足音が聞こえ、ドアがノックされた。
 良ちゃん、お茶よ~、という母親の声に、良太郎は立ち上がると、ドアのところで木製のトレイを受け取る。
 悠の前にはアイスティーを、自分にはアイスコーヒーを置く。ミルクとシュガーシロップのポーションを二人分入れてある、ごく小さな藤製の入れ物もテーブルの上に置いた。
 「どうぞ。」
 「うん。」
 氷で冷えたグラスを持ち上げた悠が口を付ける。良太郎も自分のアイスコーヒーに口を付けた。
 「背中の傷、見せてもらっていいか?」
 「ああ、うん。」
 体育会系の人間らしく悠の言葉になんのためらいも見せずに、七分袖のカットソーを捲り上げ、上半身裸になると、後ろを向いて悠の眼にその背中を晒した。
 「跡はないみたいだし、大丈夫、みたいだな……。」
 悠の先細りの指先が、軽く触れるように、記憶を辿る様にして、昨夜自分を守る為に付けられたはずの傷があった箇所をなぞる。
 「……やっぱり凄いな。背中の筋肉、羽根が出来てる……。」
 無意識なのか、悠の指先が良太郎の背中をくすぐる様な微妙なタッチで触れた。敏感なところに触れられると、背骨に沿ってぞわりとした感覚が走り、背中と腰との間あたりがとんでもなくムズ痒くなる。
 「鎮守、くすぐったい。」
 たまらず良太郎がそう言うと、ごめんと悠が謝り、手を離した。妙な気恥かしさを感じた良太郎が、少し慌てたようにカットソーを着る。
 「そういえば、昨日の御礼をちゃんと言ってなかった。……守ってくれてありがとうな、久間。」
 悠の方に向き直った良太郎の目を見て、悠が真面目な顔でそう言ってきた。
 行かない方が良かったのだろうか、と良太郎の胸にまだ少し残っていた思いが、それでようやく消え去る。
 真正面から言われたせいで、かなり照れ臭い。自分の顔が少し赤くなっているのが、良太郎自身にも判った。
 「そろそろ、御飯食べにいこうか。」
 赤くなっている良太郎に悠が柔らかく笑い掛け、そう誘って来た。
 
 良太郎の家から歩いて十五分くらいのところにあるファミレスに二人で入った。
 土曜の昼間ということもあり、子供連れの家族でそれなりに混みあっている。禁煙席の、まだあまり人が座ってないあたりのテーブルを選んだ。
 「一応、肉か魚を食べた方がいいと思う。傷を再生するのにタンパク質使ってるはずだし……。」
 と、もっともらしいことを言われ、さらに、値段は気にしなくて良いから好きなもの頼んでいいからな、と悠は付け加える。
 良太郎はステーキセットをライス大盛りで、悠はフライものの定食を注文した。
 奢ってもらうからと言って、良太郎がドリンクバーで悠の為にアイスティーを作って運ぶ。
 「ありがと。……そういえば久間の家って紅茶飲むのか?」
 「母さんが、飲むくらいかな。俺もたま~に。嫁に行った姉さんも飲んでたけど。」
 「結構いい茶葉使ってるのかなぁ。淹れ方上手いのか、渋くなかったから。」
 「そういうものなのか?確かに母さん、茶葉にはこだわってる。」
 なるほどな、と言いながら、悠は良太郎の作ったアイスティーにシュガーシロップとミルクを入れた。
 「久間は、どっちかって言うとお父さん似?お母さんはそんなに背が高い訳でもないよな。」
 朝食なしで食べに来たせいで、良太郎が肉に齧り付くことに夢中になっていると、悠がそう話しかけて来た。
 「……だな。父さんと兄貴と俺は顔は良く似てるって言われる。父さんも兄貴も身長180センチくらいあるし。」
 「お姉さんも背高いのか?」
 「姉さんは母さんと同じくらい。」
 「ふうん。」
 「家じゃ、『良ちゃん』なんだ?」
 悠がカキフライをソースに付けながら、ちょっと面白そうな表情を作って見せる。
 「そんな感じだろう、どこの家も。兄貴は健太郎だから『健ちゃん』だし、姉さんは育美で『いくちゃん』だし。」
 「いいね。兄弟三人とも普通っぽい名前で。」
 「まぁ、そうだな。そういえば、なんで『ハルカ』なんだ?名前。」
 良太郎にそう訊かれ、口の中のモノを飲み込む悠。
 「なんか母方の爺様が、男の子に女の子の名前付けると丈夫に育つって、付けたらしい。」
 「……名前を裏切らない外見に育って良かったな。」
 「……可愛いって言われるのもどうかと思うけど。」
 年頃の男の子としては、可愛いという評価はいま一つらしく、悠が顔をしかめた。そして、ふと思いついたのか、
 「久間、『しずもり』って四文字だし、言い難いだろうから、僕の呼び方『ハル』とか『ハルカ』で構わないよ。」
 昨日だって、そう呼んだよね?確か、と続ける。
 「あ~、うん。じゃあ、そうする、かな。」
 悠にすればそれ程の意味は持たないことなんだろうが、今更で下の名前で呼んで良いと言われて、ちょっと良太郎としては照れ臭い。知り合って2か月くらいは『しずもり』で呼んでいた訳だし。それでも友達として距離が縮まった感じはやはり嬉しい。
 「『護り人』になることに決めたんだ?」
 「本当に、出来るか分からないけどな。」
 「久間が自分で決めたことだろうから、あれこれ言わないけど、あんまり無茶はしないでくれよ?」
 心配半分、諦め半分といった表情で悠が溜め息を吐く。手を伸ばし、カランと氷の解けかけたグラスの中身をストローで搔き雑ぜた。
 「そのうち、火村さんか藤代さん経由で組織から連絡来るはずだから。契約出来る『御霊』を見極めないといけないし、それなりに訓練だってあるんだよ。あ、でも学業優先だから、勘違いしないようにな。」
 そう言ってピシッと指を立てて見せた悠に、モグモグと口を動かしながら、良太郎が頷く。そして大体食べ終わったところで、少しためらいの表情を見せながらも、良太郎が悠に誘いを切り出した。
 「……この後、時間あるなら、どこか行かないか?」
 「ん~。今日はうちの晩御飯作らないといけないからなぁ。5時くらいまでなら大丈夫、かな。」
 「じゃあ、上映時間が合えば映画、合わなければゲーセンかどこか適当に。」
 「いいな。」
 そう答えると、悠が最後のフライに箸を伸ばした。
 
 御飯を食べ終わってから、バスで映画館がある街の中心部まで移動した。
 バスに揺られながら、携帯からネットで見られそうな映画の上映時間を調べると、ちょうど邦画の話題作の上映時間に間に合うようなので、それを観ることにした。
 チケットを買って入った映画館の中は、封切りしてからしばらく過ぎているせいか、土曜日だがそれ程シートは埋まっていない。
 「ポップコーンをバリバリ食べながら見るような映画じゃないよな、これ。」
 シートに座ってからパンフレットを眺めていた悠に、良太郎が少し肩を寄せるようにして言うと、軽い笑いのあとで、そうだな、という声が返ってきた。
 「飲み物買ってくるけど、どうする?」
 「じゃあ、コーラのMサイズ。」
 通路側に座っていた良太郎がそう訊きながら立ち上がると、悠もついでに頼んだ。
 良太郎が両手にカップを持って戻ってくると同時に、室内の照明が落とされ始めた。
 戻ってきたことに気付いた悠に、コーラが入った方のカップを渡し、良太郎も深くシートに身を埋めた。
 本編が始まる前のCMや他の映画の予告が流れ始める。
 「始まるまでが長いよな、映画って。」
 悠も同じことを考えていたらしく、良太郎の方を見るとそう言った。それでも映画館は久しぶりと言っていた通り、声は少し楽しげな色が乗せられている。
 「DVDの予告も長いけど、あっちと違ってこっちのは飛ばせないしな。」
 そうだよな、と返ってきた悠の声は、やっぱりいつもに比べて機嫌が好さそうに良太郎には感じられた。
 また断られるかと思って誘う時はためらいもあったが、喜んでもらえたなら良かった。
 暗闇に浮かび上がる映像を眺めながら、そんな風に良太郎は思っていた。

 部屋のドアを開けると、まだ濡れたままの髪をバスタオルでガシガシと乱暴に拭きながら、良太郎はベッドに腰掛けた。
 良太郎の彷徨った視線は、ローテーブルの上にポツンと置かれたパンフレットに止まる。
 悠を誘って行った映画は話題作ではあったが、時代劇であって恋愛物ではなかった。そもそも客層からして若いカップルばかりといった感じではなかった。
 CGによる派手な演出や効果に、眼を奪われながら、単純にその心地良さに良太郎は他の観客同様に浸っていた。
 恋愛要素の絡められたクライマックスのシーンは、主人公とヒロインのやむにやまれずの対決という意表を突いた展開になった。それでも感情移入したのか、何人かの女の子のすすり泣く声が聞こえた。
 しかし自身の立場と相反する心情に揺れながらも、切々と心の内を語りながら刃を向けるヒロインの姿は、共感するにはそれほど万人向けの対象ではなかったように思える。
 ヒロイン役の女優は衣装やメイクもあるが、元々がほっそりとした体形なこともあり、役柄の清楚さや可愛さを強調していた。封切り前のCMで、着物の似合う大和撫子然とした姿が良太郎自身の好みと被って、いいなぁと思ったくらいだ。
 映画を見ていても、大きなスクリーンに映し出されたその姿形はやっぱり自分好みだ、と思ったところだった。
 しかし、ふと、隣に座る悠の気配に違和感を覚え、そちらをちらりと見ると、彼は声も立てずに泣いていた。
 暗闇の中で、スクリーンからの反射した光が照らした悠の頬には、濡れた双眸の端から、ポロリと一筋また一筋と涙が流れ落ちていく。
 静かに泣くその姿は、なぜか良太郎に以前学校の中庭で見たあの光景を思い出させた。
 寂しさと儚さを漂わせながら、あれはとても綺麗だった。何に共感して悠が泣いているのか判らないが、泣く姿は良太郎が泣かした訳でもないのに罪悪感を刺激し、思い出したあの光景と相まって同時に切ない気持ちにもさせた。後から考えてみれば、自分の中で急激に膨れ上がったそれは、庇護欲とか保護欲とか言えるものだったのだろう。
 悠がシャツの袖で、眦や涙の跡が残る頬を拭った。
 映画館に入る前に受け取ってしまったポケットティッシュがあったことを思いだし、ワークパンツのポケットからそれを取り出す。
 取り出してから、見ない振りをしていた方が良かったかと今更に思ったが、シャツの袖で拭かせるよりはマシかと思い、黙ってそれを悠へと差し出した。
 差し出されたそれに気付いた悠が、少し困ったように笑うと、頷き受け取る。
 涙を流す程の感情のピークは過ぎたようだが、スクリーンの方に向き直った良太郎の耳には、鼻をわずかにすする音がしばらく聞こえてきていた。
 良太郎の胸に残ったのは、その後ホールから出てきた後に悠が漏らした一言だった。
 さすがに恋愛物でもないのに泣いてしまったのが恥ずかしいらしく、泣き顔のままでは外に出られないと言うので、隅のベンチに座って濡らしたハンカチで眼を冷やした。
 「……自分では頑張ってもどうにも出来ない運命ってあるんだよなって、思って……。」
 そんなに泣けるような内容だったか、と思わず訊いた質問に、返ってきたのはそういう答えだった。
 
 「それはな、『運命』っていうのさ。」

 良太郎の身近で、あえて『運命』という言葉で表わされる出来事と言えば、『護り人』になることを選んだことだろう。
 火村が言った言葉の通り、それは様々な偶然が重なった上での『運命』だったのかもしれない。しかし、あれは『護り人』にならないという選択肢が間違いなくあった『運命』なのだ。
 良太郎自身の、今までのそれ程長いとは言えない人生では、まだ『運命』の一言で済ませられる、済ませるしかないような出来事には遭遇していない。
 その時々、出来るだけ最良の選択をし、かつ手に入れられる物が多くなればいい。
 一見ふざけているように見える人間でさえ、良太郎の周りにいる者の大半は、そう考え行動している。ただしガツガツする程無理はせず、にだ。

 「自分では頑張ってもどうにも出来ない運命」

 共感して泣くという行為は、大抵は自分自身をその対象に重ねて、状況を脳内でリプレイしていたり、過去の自分の状況を思い出してることが多いと聞いたことがある。
 では、悠はあの言葉の通り、「自分では頑張ってもどうにも出来ない運命」に晒された経験があるのだろうか。
 選択することも出来ず、ただ受け入れる他にはなかった運命。
 悠の泣く姿が、随分と自分の庇護欲を刺激したことで、昨夜の無謀な行動の動機は判ったものの、もし自分が遭遇したことのない『運命』とも呼べる状況に陥った時、自分はどうするのだろうかと、良太郎はただ漠然と考えていた。
 そして、そうなった時に悠を守ってやることが出来るのだろうかとも。
   
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プロフィール

水鳴沢

Author:水鳴沢
自分の書いてるものはオリジナルBL小説ライトノベル風味じゃないかと思います。

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