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2010-06-22(Tue)

五行風水記~クマとハルカ~感化

    
 ベタ付いた汗の不快感で良太郎は目が覚めた。気が付けば離れの布団の上に横たわっていた。
 浴室からは水音が聞こえてきているので、悠が使っているのだろう。
 今夜の夕食はバーベキューだったのだが、白い御握りも用意されていた。そこに付け合わされていた漬物が随分美味くて、量も用意されていたので結構食べてしまったような気がする。
 漬物からアルコールの匂いがしていたから、それで酔ったのかもしれない。
「そんなに食べると酔っぱらうぞ」
 火村にそう言われたような気がするし、身体も漬物のアルコール分で熱くなった覚えあり、まだ少し残っているようだ。
 体中に薄く膜を張り付けたような汗の感触が、良太郎の体感温度を上げていた。
 まだどこか鈍い頭で、バスタオルを掴むと脱衣場に入り、着ていたものを脱ぎ捨て、悠のいる浴室のドアを開けた。
「久間、起きたんだ」
「汗が気持ち悪くて起きた」
「まだ酔ってるんじゃないのか?風呂に入って大丈夫なのか?」
 身体を洗っていた悠が、自分を泡まみれにする手を止めて訊いてきた。
「キミ、漬物食べ過ぎて酔っぱらったから、部屋に戻ってくる時はフラフラだったんだけど」
「そっか」
 掛け湯をしてから、広い浴槽に浸かる。手足を大の字に伸ばしても平気なのがやはり有難い。
「あ~」
 心地良さに思わず腹の底から漏れた声に、背後の悠が軽く吹き出した。
「そこで寝るなよ。さすがに僕一人じゃキミは運べない」
「ん~」
 生返事をしたあとで、両手ですくった湯でパシャパシャと顔を洗う。
「燎の持ってきた肉も旨かったなぁ」
「あ~、あれは多分、前に関わった人からもらったんじゃないかな。たまに普通の家に『魄気』が出てしまうことがあるから、幽霊退治というか除霊の御礼というか、解決した後でそういうのが送られてくることあるって火村さんが言ってた」
「ふうん」
 全身の泡を流し終わった悠が、良太郎の横に身体を沈める。視界の端に映った洗い立ての、滑らかな白桃のような曲線は触れると柔らかそうだ。
 アルコールがまだ残っているのか、逆上せそうな気配に良太郎は浴槽から立ち上がった。樹脂製の黄色いイスに腰掛けると、ボディソープを付けたタオルで腕から洗っていく。
「……久間、高倉さんと連絡取ったりしてるのか?」
「いや、プールであんなことがあったしな。メアドもケーバンも交換してないし。なんで今頃?」
「……彼女作らないのかなぁって。久間ってカッコイイからもてるだろう?昨日の『儀式』でも何人かキミのことを見てる女の子いたよ」
「そうか。全然気付かなかった。でも、年が同じくらいだと付き合うのは無理かもな」
 そう良太郎が答えると、くるん、と身体の向きを変えて、悠が半身を浴槽の縁へと預けた。
「どうして?」
「……聞きたいか?」
「まぁ、出来れば」
 軽く嘆息したあと、良太郎は悠が思い付かないだろう答えを言ってやる。
「俺のがでかくて、相手が初めてだと入らないからだ」
 一瞬ポカンとした悠は、良太郎の顔を見ていた視線を素直な反応のままに、そのまま下腹部の辺りにやってから、困ったようにさらに俯いた。
「そう、なんだ」
「中学の時の彼女は、俺がパンツ脱いだらびびって無理って言われて逃げられた。今年の春先まで付き合ってた相手は、時間を掛けて頑張ったけど、いざ入れようとすると物凄く痛がられて、結局無理でやっぱり別れてくれって言われた」
「……大きいとそれはそれで大変なんだ」
「おかげでいまだに童貞だ」
 ちょうど洗っていた股間を見下ろしながら、良太郎は溜め息を吐いた。
「前に早熟な家系だって話しただろう?そういうところが似たからなのかオヤジも兄貴も大きいみたいで、だから慣れた相手じゃないと救急車を呼ぶ羽目になるから、気を付けろって言われたことがあるんだよ。彼女が出来たら、合うサイズのコンドームやるから教えろって言われてたしな。避妊はちゃんとするようにって」
「ははは……、なんかスゴイね。うちじゃ考えられないな」
 感心したような飽きれたような微妙な笑いが悠の口から漏れる。
「そうかもな」
 全身の泡を洗い流してから、今度は頭を洗う。
 短く刈った髪は濯ぐのも楽だ。もう一度頭からシャワーを浴びてから、また浴槽へと浸かる。
 やはり気になるのか、悠の視線が良太郎の股間をちらっと掠めた。
「これもうちの兄貴の話なんだけどな。初体験は出来ればちゃんとした相手とした方がいいって」
「ふうん。どうして?」
「兄貴の知り合いで、初体験の時にうまく出来なかったことを相手に馬鹿にされた人がいるんだと。で、そのせいなのか相手を裏切ったり、傷つけるようなことも平気でするようになって、何人もの女と同時進行は当たり前。ココロの病気の女の子もそれにつけ込んでやっちまう。最低だろう?」
「男の子は結構繊細な生き物なのに。馬鹿にされたことがトラウマになったのかな」
「多分な」
 二人で顔を見合わせると、小さく苦笑した。
「だから、新しいコンドームが発売されると兄貴が買ってきて、そのうちの1個か2個分けてくれるんだけど、結局本番に使わないうちにオナニーに使って終わりって訳だ」
「なるほどね」
「まぁ、し終わった後に後始末が楽だからいいけどな、着けてると。俺、出る量も普通より多いみたいだし」
 ふうん、と流した後、悠が疑問の声を上げる。
「量が多いって、まさか比べたことあるとか?」
「……部活の合宿でオナニー大会になったことあるから。あと誰が一番デカイとか比べたこともある」
「ホントにあるんだ、そういうの」
 微妙な表情で良太郎を見る悠に、神妙な顔で頷いてみせる。
「普通は他人のがどうなってるのか結構気になるみたいだしな。俺は小学校から『デカい』とか『大人』だとか言われてるから、たいして思わんけど」
「まぁ、そうだろうね。……確かにキミのは大きいよ。パンツ穿いてないから、今朝見ちゃった」
 やっぱり朝立ちしているところをしっかり見られていたようだ。
 悠の声に多少の照れが混じっているような気がするのは、やはりこういう会話に慣れてないからなのだろう。
「大きいって言っても、うちの部の中で長さは一番長いけど、太さはまだ太いのがいる」
「……比べたんだ?」
 そう尋ねる悠の顔が、いい加減温泉に浸かっているせいかほんのりと赤くなっていた。
「一番太いヤツは500のペットボトルくらいあったぞ」
「それ……入らないだろ。長さは加減出来る、かもだけど」
「だろうなぁ。俺と一緒で処女向きじゃないとは思う」
 熱くなったのか、悠が浴槽の中の底より一段高くなったところに手を着いて、身体を持ち上げた。
 そこで悠が、ふぅ、と息を吐いて、パタパタと手で顔を仰ぐ。
「僕も一応男だし、こういう話に興味がない訳じゃない。……でも正直恥ずかしいんだけど」
 クククッ、と思わず良太郎の口から笑いが漏れた。良太郎も悠を追い掛けるように同じ段へと腰を浮かせて乗せる。
「柔道部の合宿の時はもっと露骨だぞ。どんなセックスしてるとか、どういう風にオナニーしてるとか」
「まじで……」
 柔道部での普段の話からすればたいしたことがないが、真面目な悠のにはその許容量を超えつつあるらしい。そんな初心な反応が良太郎の加虐心を刺激する。
「……お前、ローション使ってオナったことあるか?」
「……ないよ。久間は使ったことあるんだ?」
 チラリ、と良太郎の顔を見た悠にニヤッと笑い返してやる。
「あるある。土日とか休みで親がいない時に風呂場でやってる。じっくり時間掛けて、な。イキそうになったら寸止めして、責める所を変えて楽しむんだよ」
「……久間って、結構いやらしーんだな……」
 赤い顔の悠がぼそっ、とそう言った。
「今どきローション使うくらい珍しくないだろう?柔道部の連中でも結構使ってる奴いるし。それにせっかく一人でも気持ち良くなれるモノ持ってるんだから、楽しまないと勿体無いだろうが」
「そうかも知れないけど……」
「こう、ローション付けて、亀頭やカリのところを責めたり、根元から扱いたりすると……」
 何かを握った形にした右手で具体的な動きをやってみせる。
「待て待て待て、久間!キミ、自分で言って興奮してるだろう!?まだアルコール抜けてないんじゃないのか?」
 焦ったような悠の声がしたのと、自分の再現でその時の感触を思い出した良太郎が思わず喉を鳴らしたのはほぼ同時だった。
「……まずい。思い出したら勃ってきた」
 下半身は良太郎自身が溜まってると自覚出来る程の状態なのだ。そもそもバーベキューで肉を食べているからエネルギーは満タンだし、さらに温泉で血行は良くなって身体はリラックス状態だ。学校で昼飯を食べた後に、机で寝ていたらガチガチになってしまうのと同じだ。一度スイッチが入ってしまうと、止めようがない。
 身体が温まって血行が良くなったせいで、少しだけ膨らんでいたモノに血液が流れ込み、一気に堅くなっていく。
 見下ろした湯の中から確実に力を漲らせながら、良太郎のそれが姿を見せ始める。
 掛け流しの温泉が流れるせいで穏やかにに波打つ温泉の中から、まるで潜水艦の潜望鏡のように良太郎のそれが頭を出している。
「……何かの拍子で勃っちゃうのは仕方ないけど、せめて隠せよ」
 良太郎の方を見てからそう言うと、悠は視線をあらぬ方へと逸らせた。
「朝立ちしてるの見ちゃったんなら、今更だろう。それに男同士だし」
「それはそうだけど……」
 もっとも、悠が恥ずかしがるのも解らなくはない。今でこそ部室で素っ裸で着替えることも平気だが、中学で柔道部に入った頃は良太郎も見るのも見られるのも最初は気恥ずかしかった。
 やはり優等生でも他人のソレは気になるらしく、たまにチラチラと悠の視線が向けられている。
 そんな態度が良太郎の胸のうちの妙な高揚感に拍車を掛ける。悠に見られていることで無意識に下腹に力が入ってしまい、亀頭がさらに膨らんでしまう。
 自分がいまの状況にすこしばかり興奮してることを、頭の片隅で自覚する。
「……見せてやろうか」
「いやいやいや、いいよ。まぁ、僕だって他人のがどうなってるか、気にならない訳じゃないけど……」
「気になるんだろう?」
 ニヤッと悠に笑って見せると、腰まで浸かっていた浴槽から出て、片脚は湯の中に浸けたままで縁に腰掛けた。竿も玉も余すところなく悠の眼の前に曝け出す。
「柔道部の後輩なんて直球で来るぞ。見せて下さいとか、触らせて下さいとか」
「そう、なんだ……」
 良太郎の態度に諦めたのか、それとも好奇心が勝ったのか、ようやく悠が良太郎の下腹部で臍までそそり勃ったモノを眺めた。
「……朝見た時も思ったけど、やっぱり大きい。なんか凄いなぁ……」
 逆上せているのか、気恥かしさからなのか、赤くなった顔で悠が良太郎を見上げながら、そう言った。
「……なぁ、久間」
「ん?」
「触ってみてもいいか?」
 少し掠れた声と躊躇いの残る口調でそう言う悠に、良太郎は頷いて見せる。触りやすいように少し腰を迫り出すようにして、両手を後ろに着いた。
 悠のほっそりとした指が充血して堅くなった肉茎を握った。
「……堅い。ガチガチだ。指が回らない」 
 硬さを確かめるように、何度か悠の手が肉茎を握り直す。馬鹿みたいに太い訳ではないはずだが、確かに悠の男としては余り大きくはない手では握り切れないらしく、指先が付いていない。
「こっちも大きい。だから量も多いのかな」
 袋に収まったゴルフボール大の大きさの双球を両方ともに悠が掌に収めた。信用している相手とはいえ、直に急所に触れられたせいか、きゅう、と悠の手の中で袋が縮まるように強張った。
 袋から手を放すと、細い指先が膨らんだ尿管に沿って根元の方から先端まで上がってくる。
 そんな風に刺激されると良太郎としては正直マズイ。気持ち良くなってしまうし、いよいよ興奮して収まりが付かなくなってしまう。
 感じてもばれないように少し腹筋に力を込める。
「……先っぽ、大きいよね。雁も張ってるし」
 それは柔道部の合宿で比べ合いをした時にも言われたことがある。随分と早く剥けたせいなのか、良太郎のそこは亀頭も大きくて雁高らしい。
 しかし優等生然とした悠の口から、そんな言葉が出てくる度に自分の興奮の度合いが上がっている気がする。
 悠の指先が段差を確かめるかのように雁の縁を何度かなぞった。
「んんっ」
「あ、ごめん」
 擦られた感触に我慢し切れずに声が漏れ、びくびくとモノが頭を振り立てる。自分でも興奮に目尻の辺りが熱くなってきているのが分かった。
「……久間って、いつもどうやってやってる?」
「オナニーか?」
「うん」
 悠の掠れた声が囁くようにそう訊いてきた。
「……こうやって亀頭からカリでやるのが一番気持ちいい」
 右手で自分の肉茎を握り込むと、指で作った輪で縁を擦るようにして動かしてみせる。他人には言い難い自分の秘めた行為を教えることに声が上ずりそうだ。
「それって痛くないの?」
「最初はちょっと。いまならローションなくても平気だ」
「……そうやってるから、立派なのかなぁ」
 悠が怒張して開いた雁首の下に指を回し、確かめるように肉茎を握った。
 手の感触に良太郎の鼓動が激しくなる。
「……やり方、教えてやるから、そのまま手動かして」
 柔らかく握った白い手と太い血管のぐりぐりと浮き出た褐色の肉茎の様が、良太郎に見てはいけないモノを見ているような、そんな目眩にも似た感覚を覚えさせた。 
   
   
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Author:水鳴沢
自分の書いてるものはオリジナルBL小説ライトノベル風味じゃないかと思います。

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