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2010-08-10(Tue)

五行風水記~クマとハルカ~重なる心(2)

※全文、性的な描写しかありません。閲覧は自己責任でお願いします。長さは原稿用紙15枚分。


 とりあえず、客間から用意されてあった布団を運んできた。
 良太郎はそれを使うつもりは毛頭ないものの、移動させておくくらいはしておかないと、いくらなんでも不自然だろう。
 抱えてきた布団一式を部屋の隅に降ろして、良太郎が振り返ると悠はベッドの脇で膝を抱えたまま顔を伏せている。
 そばに寄って、膝を着いても身動ぎひとつしない。やはり緊張しているのだろうか。
「……ハル」
 そう呼ぶとピクリと肩が震え、ゆっくりと顔を上げた。眩しそうに眼を少し細めて、良太郎を見上げてくる。
「緊張してるか、やっぱり」
 良太郎が右手を伸ばして、頬に触れながらそう訊くと、悠は小さく頷いた。
「夏休みのあの事があるから、平気かと思ったけど、なんかスゴイ緊張してきた」
「うん」
 されるままに良太郎の手に触れさせていた悠は、それでも触れられることが心地良いのかそっと目を閉じた。
 良太郎はそのまま、少し背を丸めるように上体を倒すと、悠の形の良い唇に静かに自分のそれを重ねた。
 そっと重ねるだけのキスをして、すぐに悠から離れる。
 二、三度睫毛が震えた後、ゆっくりとその瞼が開かれた。
「可愛いよ、ハル」
 自然と出てきた良太郎の言葉に、はにかんだ表情になった悠の目が、じわりと潤みを帯びる。 
「……うれしいな。そんな風に言ってもらえるなんて、思ってなかった。ずっとひとりで居ないといけないと思ってたから……」
 身を屈めて、泣きそうな眼をしている悠の頬に軽く唇を当てた。
 少し顔を離して、瞼が閉じられているのを確認すると、今度は唇に口付ける。
 唇を開いて、悠の唇を柔らかくついばむように食んだ。何度か繰り返すと、自然と少しだけ開いてきた唇をそっと吸う。
「んっ」
 鼻に掛かったような悠の甘い声が漏れた。
 ぞわりと良太郎の背筋を震えにも似た感覚が走り、うなじから頭の中へと赤い欲情の靄が拡がっていく。
 一度は鎮まったはずの良太郎の分身が、ボクサーパンツの中でまた独りでに力を漲らせ始めた。
 何度も何度も口付けを繰り返しながら肩を掴んで、力を入れて引き寄せると、そのままに悠が身体を預けてきた。
 まだ息の継ぎ方の仕方も解らない相手に、舌を入れていいのだろうか。
 そう思いながら、良太郎はもっと気持ち良いことを教えてやりたくて、少しだけ開いた歯列の隙間から、そっと舌を入れてみる。
 すぐに舌先に滑った肉の感触が触れたが、やはり未知の感触に驚いたのか、悠が身体を引こうとした。
 でも、逃がさない。
 唇を合わせたまま、舌を差し入れて、思うままに濡れた挟間を蹂躙していく。
 触れて逃げてしまった悠の舌を深追いせずに、また唇を食んだり、吸い立てることを繰り返した。
「舌、出してみて」
 唇を離すと、息が荒くなって、目を潤ませた悠にそう囁く。悠はぽやんとした表情のまま、おずおずと唇を開いて、少しだけ舌を覗かせた。
 良太郎は唇を半ば開いて被せると、その舌を吸い上げ、舐め回すように自分の舌を絡める。
「ん……ふっ」
 耳を衝く吐息のように漏れた声に後押しされて、悠のジャージの裾から手を忍ばせていく。
 脇腹の手触りのいい滑らかな肌に触れたところで、くもぐった声を上がって、良太郎の手が押さえられた。
「くま、まって」
 良太郎は濡れたような眼を見詰めながら、悠の息が落ち着くのを少し待つ。
「……今日は最後までは無理だからな。あんなおっきいの、いきなりなんて絶対入らない」
 顔を赤くしながら、それでもはっきりとそう言う。
 キスをしているうちに完全に怒張しきってしまった良太郎のそれは、いまやジャージを持ち上げて、はっきりと膨らみを作り出している。
 現実に男の悠の唇にキスをして、肌に触れて、それでも興奮してる自分の身体をそれで認識する。あれだけ自分を拒んだ悠との、後戻りの出来ない行為の入口に立っているということは、欲情に塗れた意識の中でもはっきりと理解できていた。やはり好きだという気持ちは誤魔化しが効かない。大切にしたいという想いが、まだギリギリのところで良太郎を冷静にいさせてくれる。
「……俺だっていきなり無理なことくらい解ってる。今日は気持ちいいことだけしような」
 良太郎は自分の顔がそうと意識しなくても、勝手に優しい表情に変わるのが解った。悠の表情から少しだけ緊張が解けて、良太郎の手首を掴む力も弱くなる。
 そんな反応を返してくる悠が、やっぱり可愛く見えた。
 
 良太郎は悠を横抱きにすると、ひと呼吸でベッドの上に載せた。柔道部のガチムチな連中に比べれば、断然軽い。
 そのまま自分に身体を預けさせたままで、もう一度口付けた。
 少し慣れたのか、良太郎の好きにさせてくれる。
 舌を差し入れて触れれば、そっと触れてくるし、絡めてもきた。
 頤に食むようなキスをしてから、そのまま首筋に顔を埋めた。擦る様に、撫でる様に唇を押し当て、優しく吸う。痕を残すわけにはいかないが、何度かそれを繰り返す。
 そして、ペロリと舐めると、悠の口から吐息が漏れた。
 悠のジャージの下腹部に右手を伸ばすと既にそこは膨らみ切って、硬い感触を伝えてくる。
 良太郎に対してちゃんと悠が興奮しているということに、自分が煽られてしまう。ボクサーパンツの中で硬くなった自分自身が勝手にヒクついて、根元や袋の部分がムズムズしてきた。
 良太郎がジャージの前を硬く膨らませた悠のそれをやんわりと握り込むと、それだけでビクビクと身体を震わせた。
「はぁ……はぁ……」
 堪え切れない吐息のような声を漏らしている。
 ゆっくりと摩ると、悠の身体からさらに力が抜けて、もたれ掛かってきている重みが増した。
 もっと触りたい衝動が抑え切れなくて、ジャージごと下に着ている悠のTシャツの裾を乱暴に捲り上げ、左手をシャツの下に忍ばせると、肌をまさぐり、薄い胸板にポツンと存在する突起を探し当てる。
 もうすでに小さいなりに丸く膨らんでいた乳首を指の腹が掠めた。
 押し当てた良太郎の指先が、にわかに汗ばむ。
 指の腹でぐにぐにと擦ると、さらに硬く膨らみ、凝ってきた。
「くま……やだ」
 悠の勃起したモノを布越しに緩く摩りながら、さらに爪先でカリカリとわずかに擦ると、感じ過ぎるのか、泣きそうな声を上げる。
「こわい」
「感じ過ぎて怖い?」
 零れた声に良太郎がそう訊くと、コクンと素直に頷いた。
「……気持ち良すぎて変になる」
「……服、脱ごう。汚れる」
「うん」
 お約束のようなセリフに煽られた良太郎が理性をなんとか保ってそう促すと、悠からはまた素直な返事が返ってくる。
 悠はもたれていた良太郎の身体から起き上がると、乱された黒いジャージを脱いでいく。
 良太郎もいささか乱暴だと言われかねない勢いで、自分の着ているものを脱ぎ始める。
 そうして、最後の一枚を脱ぎ捨て悠の身体に手を伸ばすと、脚の間に引き寄せ、背後から抱きすくめた。
 熱を持ったような剥き出しの自分の肌と、同じように熱を帯びて少し柔らかさを増した悠の肌が触れ合い、重なる。
「ハル」
「……くまの身体、熱いよ」
「ごめん、興奮してる」
「うん」
 背後から悠を抱きすくめる腕の力を強めて、さらに引き寄せる。胸や腹、腕に悠の肌が馴染んでいくに連れて、ようやく良太郎の感じていた飢えに似た焦りが薄まっていく。
 悠の身体に自分の猛り勃った分身が当たっているのは自覚している。こうして触れているだけでも、ビクビクと不規則にわなないて、呼吸するように亀頭を膨らませていた。
 自覚もなく鈴口から漏れている先走りがいつになく多いことが、悠の身体に触れてヌルついた感触がすることで解る。
 腕の中の身体が向きを変えると、潤んだ目で良太郎の顔をじっと見詰めてきた。
「ハル?」
「……カッコいいなぁ、と思って」
 ごく自然にそう言ってふんわりと笑うと、悠は良太郎の首にぎこちなく腕を回してくる。
 お互いに素裸なのに随分積極的な態度だと、反射的に腕をまわして抱き止めてはみても、心なしかうろたえ気味になってしまう。
 どぎまぎしていても、良太郎の分身は少しも萎えることなく、悠の肌に触れていた。
「やっぱり自分には嘘は吐けないな。キミの裸を見れば僕は自分が興奮するのを止められない。……やっぱりゲイなんだな、僕は」
「ハル……」
 自嘲気味にそう呟く悠を、良太郎は残っている理性をかき集めて性欲に飲み込まれないように意識しつつ、慰めるように抱き締める。
「……くま」
 怖々と、良太郎の身体の熱に怯えるように、でもそれを受け入れようと悠が触れあう肌の密度を高めてくる。
 まるで互いの熱に馴染むようにしばらくそうした後、自分にもたれていた身体をシーツの上に横たわらせながら、剥き出しになった肌に触れ、唇を押し当てた
「くま」
 頭の上の方から、良太郎を呼ぶ悠の不安そうな声が聞こえてきた。
「大丈夫」
 そう言いながら、何が大丈夫なのか自分が良く分かっていない。胸の中の切なさを帯び、飢えにも似た焦りが、悠を求めさせる。
 小さな乳首に、ちゅっ、と吸い付く。
「んっ」
 漏れた声が良太郎をさらに大胆にさせていった。
 男でも感じる性感帯だと知っていただけの場所を舌先で舐め、それがまたぷくりと膨らんでくると、さらに吸い上げ、舌先で転がす。
 もう片方に舌を這わせ始めたと同時に、悠の分身ににもう一度手を被せ、握り込む。
 ゆっくりと摩るように手を動かしながら、同時に舌で乳首を弄ぶ。
「くまっ」
 また聞こえた悠の声にその顔を見ると、目元を赤く染めて良太郎を見ていた。
 勃起した悠自身から手を放すと、良太郎は顔を伏せて、脇腹をペロリと舐め上げた。夕飯前にシャワーを浴びたと言っていたせいか、石鹸の匂いがするだけ、汗の味もしない。
「ああ」
 微かに漏れる声を聞きながら、薄く筋肉の付いた腹に向かって、唇を這わせ、吸い付き、舌先でくぼみをたどる。
 悠が声を漏らす程に感じる所を、悠自身という無垢な地図に印を付けていくように、彷徨いながら臍のあたりまでたどって行く。
 隣の部屋を気にしているのか、抑えようとしていても漏れる悠の声を、良太郎の耳はしっかりと拾い上げている。
 興奮して不規則にヒクヒクと震えているそれが、良太郎の視界に入る。少しだけ先走りが鈴口から滲み出て、濡れていた。
 また上半身を悠の上に伏せると、腰骨の辺りに軽く口付けて、舐めて、ちゅっと吸い上げる。
 そのまま勃ち上がったモノをギリギリ掠めながら、鼠蹊部に沿って舌を這わせると、悠の口から声が漏れた。
 刺激を待ちかねて、赤く充血した先端をまたヒクヒクと震わせる。
 ペロリと、良太郎は肉茎を舐めてみた。悠のモノだと思うと大丈夫なようだ。興奮して体温が上がったせいか、悠が使っているボディソープの残り香らしい匂いが鼻をくすぐる。
「ぅあ」
 両肘を着いて様子を見ていた悠が、未体験の感触に声を上げた。
 良太郎は頭を動かすと、口を開いて、かぷりと勃起した悠自身の先端を咥え込む。
「あっ、あっ、あっ」
 さすがに我慢出来なかったらしく、悠が喘いだ。口中に含んだそれに偶然触れた舌が、はち切れそうなくらいに張り詰めた感触を良太郎に伝えてきた。
「くまっ、だめだ。そんなことするとでるっ、でるって」
「いい。我慢しないでいいから」
 それだけ言うと、良太郎は咥え直し、今度は舌を這わせた。腰を両手で掴んで逃げられないようにする。
 良太郎もフェラの経験値は多くはないが、同じ男の身体だけに感じる部分はそんなに変わらないはずだ。
 唾液で濡らすようにしながら、先端の粘膜を舐め回す。少し塩っぱいような、生々しい感じの味がしたのは、多分先走りの味なのだろう。
 さらに亀頭の裏側の部分を何度か筋に沿って、舌先を這わせた。くぼんだ部分を擦る様に舌先でぐりぐりと抉るように動かすと感じるのか、咥える形に開かれた唇が内側から押されて、硬さや太さが変わるのがわかった。
 うまく擦れるように咥えたまま、良太郎は頭を上下に動かしてみる。
「だめだっ……でるっ」
 悠の声がしたかと思うと、ちょうど添えていた舌がさらに膨れた亀頭に押され、一弾目が放たれた。口中でビクンビクンと震えながら、悠が射精を繰り返す。そのたびに良太郎の舌の上に温かく生臭い粘液が降り掛かり、飛び散る。あまり自分で処理はしなそうな感じの悠だからそう思うのか、出されたものはドロリとしていていて、先走りの比ではないしっかりとした味が味わえてしまう。
 良太郎は悠が放出した粘液を舌で咽喉奥に送って、一度飲み込んだ。自分が射精して興奮が冷めた後だったら、飲んだりは出来ないかもな、と思いながら射精が終わった後の尿道に残った分も吸い、舐め上げた。
 顔を上げた良太郎の眼と、少し荒い息を繰り返す悠の眼が合った。
「……飲んだ?」
「うん。最初からそのつもりだったし。じゃなかったら飲まない」
 掠れた声で聞いてきた悠に、良太郎は口を開けて、舌をぺろっと出してみせる。
「なんか咽喉に絡まるな、精液って。イガイガする」
「紅茶飲んだら?まだポットに残ってるんだろ」
 ティッシュで口元を拭ってから、言われたとおりにカップの冷めた紅茶を何度か飲み下した。紅茶の渋さで多少は誤魔化されたが、あの独特の味と感覚は舌の奥の方に残ったままだ。
 さすがに初めての体験の刺激が強かったのか、悠は目元を腕で覆ったまま、ぐったりとしている。
 ベッドに腰掛けてティッシュを取ると、良太郎はまだ濡れたままの悠の萎えた性器を拭いてやった。
「そういえば、声我慢出来なかった」
 悠はそう言いながらむっくりと起き上がると、自分でするつもりらしく良太郎の手からティッシュを奪い取った。
「兄貴の部屋、この壁の向こうが一面本棚だからそんなに聞こえてないと思う」
「そっか。ならいいけど……」
 拭き終わった悠の手から、丸められたティッシュを受け取ると、部屋の隅のゴミ箱へと投げ入れる。
「……くま、まだだろう。続き、しよう」
 悠が良太郎の肩におずおずと触れてきた。
「いいのか?」
「言ったじゃないか。僕だって興味あるんだよ、こういうこと。僕だって、キミに触りたい」
 良太郎の確かめる言葉に、悠がぎこちなく笑ってみせた。
 
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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

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水鳴沢

Author:水鳴沢
自分の書いてるものはオリジナルBL小説ライトノベル風味じゃないかと思います。

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